EBD電子ビームドリル加工は、真空状態で高圧電流を使って発生させた電子ビームを、磁力で対象物へと誘導し、衝突の際の熱で気化させて孔をあける技術です。特に10分の1ミリ単位の小孔径の孔を高い精度で大量にあける加工に適しています。
小孔径の孔(0.1mmφ~1.0mmφ)を厚い素材(最大で孔径の25倍)にたくさん、正確にあけることができるのが、EBD電子ビームドリル加工の特徴です。
標準加工孔径:0.1mmφ~1.0mmφ
高アスペクト比:L/D=25 孔径:板厚の比率が1:25まで可能
例えば0.1mmφの孔なら材料の板厚は2.5t m/mまで対応
CNC精密加工孔径精度:±0.025mm
孔位置精度:±0.013mm
5軸CNC精密加工斜め孔も可能(孔の傾斜角:最大40°)
高硬度の難加工素材にも対応
これまでの技術では穿孔が難しかったセラミック素材もEBDなら解決可能です。
最大加工サイズ円筒状:863mmφ×1.016mm
シート状:2.712mm×1.016mm
孔径範囲0.1mmφ~1.0mmφ
板厚範囲0.45t m/m~9.5t m/m
米国サウスカロライナ州にあるオーウェンス・コーニング・リッジビュー(OCリッジビュー)はオーウェンス・コーニング社の電子ビームドリル加工の研究開発と金属加工部品の製造を担う最新鋭の拠点工場です。
オーウェンス・コーニング社は1975年に電子ビームドリル加工を他社に先駆けて実用化し、スピナーと呼ばれるグラスファイバー製造設備の基幹部品のドリル加工に適用しました。
OCリッジビューは、25年以上にわたり電子ビームドリル加工によりスピナーを製造して世界各地のグループ企業の操業をサポートするとともに、蓄積した経験と技術にもとづく受託加工を外部のお客様にも提供しています。
OCリッジビューは、きめ細かな対応が可能な少人数の専門家グループの利点と、豊富な経営資源と管理体制を持つ大企業の利点の両方を兼ね備えた加工サービス拠点です。
構想から製品化、製品の安定供給まで、安心してお任せいただけます。
奥谷金網製作所は、パンチングメタルを熟知する専門メーカーとして、製造元との綿密な打ち合わせを行ない、お客様に高品質・低価格のEBD加工サービス・加工製品をお届けします。
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