固体を大きさで選別する(固体選別)
JIS試験用ふるい

JIS試験用ふるいとは、粒子径分布測定に使用され、主に固体同士(粉体や粒体等)の異なる大きさを選り分けることに使用されます。
ふるい製品の中でも、特にJIS試験用ふるいは網目の精度が高いことが特徴です。
また、別注で工業用の織金網やパンチングメタルを用いたものも製作可能です(その場合はJIS規格外となります)。
関連製品
振動ふるい用金網


振動ふるい機とは、粒体や粉体を振動で選別する装置です。
振動ふるい機に取り付ける金網は、選別する粒体・粉体に合わせた網目をお選びください。
各種金網の特徴は以下の通りです。
・平織金網
金網の中で最も一般的な織り方で、比較的網目が細かい為、粉体や土砂の選別に適しています。
・クリンプ織金網
線に波状の屈曲を施し、線と線を挟み合わせて作った金網です。
平織金網よりも大きな網目で製作が可能です。
・フラットトップ織金網
ふるい面(表面)の凹凸をなくし、滑らかにした織り方で、線の交差の突起を裏面にしている為処理物がスムーズに流れます。
線の交差部での集中的な摩耗がない為、摩耗しづらく長寿命です。
・ロッククリンプ織金網
線と線が互いにロックし合い網目が保たれている為、網目がずれにくく、線径に対して大きな網目が可能です。
・トンキャップ織金網
ふるい効率を上げる為に網目を長方形にした金網です。主に肥料等の目詰りを生じやすい製品のふるい分けに適しています。
・タイロッド織金網
ふるい効率を上げる為に網目を長方形にした金網です。
トンキャップ織金網よりも開口率が高く、流出面積が大きいため微粒子が網目を塞ぐことがありません。
また、パンチングメタルでも製作が可能です。長丸孔や長角孔にすることで、目詰まりを起こしにくくすることもできます。
砕石や土砂等の重量物をふるいにかける為に使用されるスクリーンは、摩耗が激しく交換頻度が高くなりますので、ふるい効率(=開孔率)を維持したまま板厚を厚くし耐久性を高めた製品「スーパーパンチング」、耐摩耗性が優れた素材を用いた製品「耐摩耗鋼板パンチング」・「二相ステンレス鋼パンチング」に置き換えることで、高耐久・長寿命化を実現できます。従来のパンチングメタルと比べて交換頻度を下げることができますので、稼働効率・生産効率がUPします。