撹拌の原理と応用事例:FLUKO社の技術力をご紹介
このたびは、7/9(水)~7/11(金)、ビッグサイトにて開催されるINTERPHEX Week Japan(インターフェックス ジャパン)弊社ブースに多数ご来場いただき、誠にありがとうございました。
展示会では、FLUKO(フルコ)社製の撹拌機、ホモジナイザーを実演展示し、多くのお客様に関心を寄せていただきました。
FLUKO社について
FLUKO社は1990年代、中国・上海にて設立された撹拌機専門メーカーです。ドイツの高度な製造技術と、継続的なイノベーションを融合し、次のような高度なプロセスに対応する装置を開発・提供しています:
・高せん断分散 ・乳化 ・均質化 ・液体 ・混合・抽出 ・反応 ・重合 ・自動配合
これまでに世界10,000件以上の導入実績を誇り、研究・開発から生産現場に至るまで、さまざまな分野で高い信頼を得ています。
今回の展示では実験室向けモデルを紹介しましたが、ラボ → パイロット → 量産設備へのスケールアップ提案にも柔軟に対応可能です。
撹拌とは?その基本原理
撹拌とは、液体同士、または液体と固体・気体を効率的に混合する操作であり、単なる“かき混ぜ”を超えた科学的プロセスです。目的に応じて以下のような物理作用が関与します:
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対流・乱流の発生:液体を槽全体に循環させ、混合効率を高める
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剪断力の付与:層流のズレによって微粒子を分散・乳化
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界面の更新:気液・液液界面を継続的に再形成し、反応性を向上
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拡散の促進:濃度差を解消し、反応や移動速度を高める
これらの効果により、製品の均質性・安定性・反応効率が飛躍的に向上します。
撹拌技術が活躍する分野と用途
撹拌技術は、以下のように多種多様な業界・製品分野で活用されています。
▶食品業界
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用途例:乳製品、飲料、調味料、香料、植物抽出液、添加物
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目的:均質化、溶解、分散、粘度調整
化粧品・日用品
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用途例:シャンプー、クリーム、アイクリーム、洗浄製品
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目的:乳化、香料の均等混合、微粒子の分散
製薬業界
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用途例:ワクチン、懸濁液、マイクロカプセル、乳剤
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目的:微細化、溶解促進、安定性確保
化学工業
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用途例:農薬、塗料、ポリウレタン、電子材料
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目的:化学反応の促進、原料の均一分散、粘度調整
新エネルギー分野
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用途例:リチウム電池、バイオ燃料、燃料電池、スーパーキャパシタ
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目的:スラリー混合、電極材分散、反応制御
新素材
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用途例:グラフェン、ナノマテリアル、カーボンナノチューブ
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目的:高機能材料の分散・均質化、加工前処理
まとめ:撹拌は製品品質を左右するコア技術
撹拌技術は、各業界に於いても不可欠な工程です。
FLUKO社では、分散・乳化・溶解・混合といった操作に対して、豊富な実績と技術蓄積をもとに最適なソリューションをご提供しております。
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ラボから生産設備まで一貫対応可能
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液体の性質や用途に合わせたカスタマイズ設計
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多様な業界での導入・評価実績
これからも攪拌工程に関する情報発信をして参りますので、ぜひ引続きこちらのブログにフォローしていただけますと幸いです!
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